お知らせ / コラム
虫歯を❝治す❞ではなく❝予防する❞ことの重要性🦷生涯医療費は歯で数百万円の差が出る⁉💰
こんにちは！カツベ歯科クリニックです🦷✨
当院の歯科医師は日々の学びを大切にし、さまざまな勉強会に参加してきました。虫歯や歯周病、入れ歯、インプラントなど、多岐にわたる分野でさまざまな先生方からの教えを受けました。しかしこれらの学びはすべて、歯に問題が起きた後の治療に関するものでした。
病気にかかってしまった場合には、適切な治療を受けることが重要です。しかしそれよりも大切だと言えることは、病気にかからないことです。
日本では「歯が悪くなったら歯医者に行く」という考え方がまだ一般的ですが、アメリカやヨーロッパでは「歯が悪くなる前に予防しに行く場所」として捉えている人が多いです。また、アメリカでは綺麗な歯はステータスとされ、テレビや映画で見る俳優・スポーツ選手・歌手などは、白くて美しい歯を持っていますよね。最近ではKPOPアイドルもみんな歯並びが綺麗で、デビューまでに事務所の方で歯並びを治したり歯科矯正をしたり、ホワイトニングは日々のセルフケアとして各自が行っていたりするようです。このような現状と比べてみると、日本の芸能人の歯並びに関してはまだ改善の余地があるように、日本では歯医者に「予防」として通われるケースがまだまだ少ないです。
トヨタ関連部品健康保険組合(愛知県豊田市)と豊田加茂歯科医師会の共同調査によると、定期的に歯科に通うことで歯の健康維持を続けてきた人は、生涯医療費が平均よりも安くなる傾向がある(生涯医療費に約300万円の差が出る)ことがわかりました。定期的に歯科医院を受診している人は48歳までは総医療費が平均よりも高くなっていますが、49歳以降は平均医療費よりも安くなる傾向が見られました。生涯医療費は、歯の健康状態によって大きく左右されるのですね🦷✨
※調査内容：組合員5万2600人の2009年度の医療費と受診歴のデータを分析、歯石除去など予防を目的に定期的に受診した人602人を対象に総医療費を調べたものです。
歯の健康状態が悪化すると噛むことが難しくなり、栄養摂取が不足し、体力が低下しやすくなります。また、歯周病は全身の病気との関連性が指摘されており、糖尿病や循環器疾患を悪化させるリスクがあります。
以下は、ほとんどの歯が歯周病になり、食事をすることも困難になってきた患者様がオールオン4(All-on-4)の治療をされた症例写真です(※仮歯が入った状態)。しかしオールオン4は自由診療であり上顎・下顎ともに治療するとなると400万円以上はするため、高額な治療と言えます。
年を重ねると病気にかかりやすくなるというのは一般的な認識ですが、歯をしっかりケアして健康な状態をできる限りキープすることで、病気にかかるリスクは減少します。
定期的な検診を受け、問題があれば早めに治療することは、全身の健康を維持するための第一歩になります😊