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歯を削るときに水が出るのはなぜ?歯を守るための3つの大切な理由
歯を削るときに水が出るのはなぜ? 〜歯を守るために大切な理由〜
歯科医院で治療を受けていると、「キュイーン」という音と一緒に口の中に水が出てきて、「どうして水をかけながら削るのだろう?」と疑問に思われた方もいらっしゃると思います。実はこの“水”には、歯を守るための大切な役割があります。

1. 歯を熱から守るため
歯を削るときに使う器具(タービンなど)は非常に高速に回転しています。そのため、削る際に摩擦で高い熱が発生します。実際、冷却水なしでは内部温度が危険なレベルまで上昇するという実験報告もあります。
この熱が歯の内部にある神経(歯髄)に伝わると、痛みが出ることや神経が炎症を起こす可能性があります。ひどい場合には神経を除去する治療が必要になることもあります。そこで、削る際に水をかけながら冷却することで、歯を摩擦熱から守っています。
2. 削りカスを洗い流すため
歯を削ると、細かな歯質の粉や金属の削りカスなどが生じます。これらが歯の表面に残っていると、視界が悪くなり治療の精度に影響を与えます。水を流しながら削ることで、これらのカスを洗い流し、治療箇所をクリアに保つことができます。
3. 清潔な環境を保つため
口の中には多くの細菌や唾液が含まれています。水を出しながら削ることで、唾液や細菌・削りカスなどが飛び散るのを抑え、清潔で安全な状態で治療を進めることが可能になります。また、治療の際には吸引装置と組み合わせて、除去・換気も行われます。
まとめ
歯を削るときに水が出るのは、
- 歯を熱から守る
- 削りカスを洗い流す
- 清潔な環境を保つ
という3つの理由があるためです。水なしで削ることを希望される方や、水の感触・音に驚かれる方もいらっしゃいますが、実はこの“水”こそが歯を守り、安心して治療を受けていただくための重要な役割を果たしています。