お知らせ / コラム
“噛むだけ”でストレス解消⁉️セロトニン分泌と咀嚼の驚きの関係🧠✨
“セロトニン”は心の安定に欠かせない物質
「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質『セロトニン』は、気分や感情のコントロールに深く関わっています😊
セロトニンの分泌が不足すると、ストレスを感じやすくなり、うつ病など心の不調の原因にもなると言われています。
そんなセロトニンを増やすために、最近注目されているのが「噛むこと」なんです!
リズム運動がセロトニン分泌を後押し✨
セロトニンを増やすには、日光を浴びたり、ウォーキングやスクワットなどのリズム運動を取り入れたりするのが効果的とされています。
この“リズム運動”は、一定のテンポで動きを繰り返すことでセロトニン神経を刺激し、分泌を高めてくれます。
実は「食べるときに噛む動作」も立派なリズム運動のひとつです🍽
ある程度歯ごたえのある食材を、リズムよく噛むだけでも、脳に刺激が伝わりセロトニンの分泌につながります。
また、リズム運動を始めてから5分程度でセロトニンの濃度が上がり始め、20〜30分でピークに。分泌量の多い状態は2時間ほど続くと言われています。
そのため、毎日の食事だけでなく「ガムを噛む」ことも、手軽にできるリズム運動として有効です✨
ただし、長時間噛みすぎたり、大量のガムを一度に噛んだりすると、あご関節に負担がかかる可能性があるので注意しましょう。
噛むことでストレスがやわらぐ?
私たちは、目や耳など五感からの情報を「快」か「不快」かで脳が判断しています。
この判断を担うのが「扁桃体(へんとうたい)」という脳の一部です。
不快な刺激を受けると、扁桃体が交感神経を刺激し、アドレナリンなどのストレスホルモンが放出されます。
しかし、ストレスを感じているときにガムを噛むと、この扁桃体の働きが抑えられ、「不快」の信号が脳に伝わりにくくなることが分かっています💡
その結果、血液中のストレスホルモンの量も減少するという報告もあります。
噛むことで脳も活性化🧠
集中力や判断力を司る「前頭葉」は、加齢やストレスの影響で徐々に血流が低下していきます。
その血流の低下は、認知症やうつなどとも関係があると考えられています。
最近の研究では、「噛むこと」が脳の中心部にある“海馬”を刺激し、それが前頭葉にも良い影響を与えることが明らかになっています。
実際に、近赤外光を使って脳の血流を測定する「光トポグラフィ」での実験では、ガムを噛み始めてから約20分後、前頭葉の血流が増加し活性化している様子が確認されています😊
参考:科学研究費助成事業『ガム咀嚼はストレスを緩和する』/研究代表者:石上惠一
ストレス社会で“噛む”を味方に!
現代の生活では、ストレスを感じずに過ごすことは難しいかもしれません。
でも、少し意識を変えて「噛む」という行動を生活の中に取り入れるだけで、心の安定につながる可能性があります🍀
美味しく噛んで食べることが、ストレスを軽減する第一歩になるかもしれません。
当院では、定期検診からホワイトニング、お口のトラブルまで幅広くサポートしております。
ストレスに負けない毎日のためにも、まずはお気軽にご相談くださいね😊