ホワイトニングを一から解説。初心者のためのホワイトニング講座(後編)

 

前回は、ホワイトニングの知識についてご紹介させていただきました。

ですが、みなさんの中には、虫歯があるなど様々な理由でホワイトニングを躊躇する方が少なくないと思います。

そこで今回は、いくつかの場合におけるホワイトニング治療の流れをご説明させていただきます。

 

虫歯がある歯のホワイトニング

原則として虫歯の治療を先に行います。

虫歯がある状態でホワイトニングをすると、薬剤による知覚過敏の問題が起こります。

また、虫歯を放置したままホワイトニングを行った場合、ホワイトニング剤によって歯髄炎(神経と血管が通っている歯の中心部にある歯髄が炎症を起こすこと)を起こしてしまいます。さらに不可逆性の歯髄炎になり、神経をとる処置が必要になることがあります。

これらの症状を防ぐためには、先行した虫歯治療が不可欠です。

 

高齢の方のホワイトニング

高齢になっても天然歯が残っていることは素晴らしいことです。ですが、長年大切に使ってきただけに、歯にはどうしても色素が付着してしまいます。天然歯の黄色みが少しでも取れると清潔感が格段とあがります。

高齢者のホワイトニングでは、次の3つのポイントに気を付ける必要があります。

1.色が変化するのに時間がかかる、又はまだらになることがある
2.施術終了までに時間がかかる
3.知覚過敏への対応が必要

この3つを気をつける必要がありますが、どの年代の方でもホワイトニングを行うことが可能です。

 

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニング

歯の状態や全身疾患など、皆様の状況に応じて使い分ける必要があります。

①時間
ホームホワイトニングのほうが効果はゆっくりなため、時間に余裕の無い方はオフィスホワイトニングがおすすめです。結婚式までにきれいにしたいなど、期限が決められている場合はホームホワイトニングは向きません。

②生活習慣
ホームホワイトニングは自宅で皆様が好きなタイミングで行えます。自分のペースでホワイトニングを行うことができるので、日中忙しくて歯科医院の通えない人におすすめです。しかし、ホームホワイトニングはすべて自分で行う必要があるのでかなり面倒な面もあります。

③歯の状態
歯列不正によってマウスピースの装着が困難な場合はホームホワイトニングが行えません。また、舌側矯正中の患者さまの場合、オフィスホワイトニングは可能です。
さらに嘔吐反射の激しい方もホームホワイトニングは難しくなります。

これらのことから、歯医者でカウンセリングを受ける際に、自分のあったホワイトニングを選ぶ必要があります。

 

失活歯と生活歯が混合している場合

カツベ歯科クリニック

失活歯(神経がない歯)と生活歯を同時に白くしたい場合、どうしても失活歯は白くなりにくいです。そのとき行う治療としてあげられるのが、ウォーキングブリーチです。ウォーキングブリーチとは、神経を一度とって歯が黒く変色してしまったものを元の白い歯に戻す治療法です。ですので、まずウォーキングブリーチで失活歯を白くした上で、それにあわせて周りの歯を白くするのがおすすめです。

 

歯冠部歯髄退縮による変色

打撲や無理な矯正治療により、歯冠部歯髄が退縮し歯冠部の歯髄腔が石灰化している状態です。この場合、周りの歯に比べて若干黒ずんでいます。

このような状態の歯を白くしようとするとホームホワイトニングでは難しく、オフィスホワイトニングで強い薬剤を使い白くしていきます。

 

エナメル質が十分ない場合

日常の飲食や歯磨き、歯のクリーニングなどにより、年とともにエナメル質は徐々に薄くなっていきます。また、お酢などを毎日飲む健康法や摂食障害による胃酸の逆流、電動歯ブラシなどの誤った使用方法により、若年者でもエナメル質が薄くなっているケースがあります。

エナメル質が薄い場合は、ホワイトニングできれいな白色にならない場合があります。その場合はラミネートベニアなどがおすすめです。

 

詰め物の多い歯

プラスチックの詰め物のような人工物は、ホワイトニングでは白くなりません。

詰め物をされている部分、そこ以外を白くした後に再び詰め物をやりかえるという方法があります。

 

以上、7つのケースにおける治療の流れのご紹介でした。

これ以外にもホワイトニングをするにあたってお悩みがございましたら、お気軽にカツベ歯科クリニックにご相談頂ければと思います。

  

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