
あなたの舌の表面に汚れは溜まっていませんか?口臭を減らすためには、舌を磨いて口臭の原因となる舌苔を取り除くことが効果的です。歯磨きをした後に、鏡を見ながら舌の奥から手前に向かって舌の掃除をすると取り除くことが出来ます。
ただし、磨きすぎは禁物。舌が傷ついてしまいます。そのため、ポイントを押さえて正しく磨くようにしましょう。
舌苔とは何?
そもそも、舌苔とは何なのかと思われる方も多いと思います。舌苔とは細菌や食べかすが固まって出来たものが、舌の表面に白く付着している状態の物をいいます。舌の表面は「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」という細かい突起が密集しており、凹凸構造になっています。
細かい凹凸に入った汚れはうがいだけではなかなか取りづらく、歯ブラシなどを使わないと綺麗にすることが出来ません。
舌苔の出来る原因
舌苔の出来やすさは口の中の潤い度合いによって変わってきます。もちろん、潤いがある方が舌苔は出来にくくなります。それでは、どのような場合に口の中の潤いが失われてしまうのでしょうか。
口の中の潤いが失われる原因
・タバコをよく吸う
・ストレスを感じる
・口呼吸
舌苔が出来やすいなと感じられる方はこれらの事に注意をしてみて下さい。
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舌磨きをする時の6つのポイント
①1日1回、朝起きて舌苔が付いているかチェック
舌苔は、人によって、また、同じ人でも時間帯や体調などによって付きぐあいが変わります。朝起きて舌を鏡でよく観察してみましょう。舌苔がついていれば、起床時に舌磨きを行うと効果的です。
②お口が乾いていたら、水を口に含んだりして舌苔を柔らかくしておく
乾いた状態で磨くと舌が傷つきやすいので、あらかじめ水で濡らしておきましょう。舌はやわらかいので、強く磨きすぎたり1日に何度も磨いたりすると、傷つけてしまう危険があります。
③水で濡らしただけの柔らかめの歯ブラシまたは舌ブラシを使う
歯磨き剤を使った後では吐き気が起こりやすいです。水に濡らしただけの歯ブラシまたは舌ブラシで磨きましょう。それでも吐き気がする方は、小さくて高さの低いヘッドの歯ブラシや舌ブラシを使ってみましょう。
④舌をできるだけ前に出す
舌の奥にも舌苔は付いています。ブラシが奥まで届くように、できるだけ舌を前に出しましょう。
⑤奥から手前に、全体的に磨く
奥の方を磨くときには、数秒間息を止めたり、お口の天井部分(口蓋)に触れないようにすると、吐き気が起こりにくくなります。
⑥ブクブクうがいとガラガラうがいをしっかり行う
取り除いた舌苔を確実にお口の中から出すために、口の奥もうがいをしっかり行いましょう。
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まとめと注意
舌苔が無くなることで口臭は改善されますが、1回で舌苔が完全に取れなくても磨きすぎないように注意しましょう。
もし舌がヒリヒリしたり痛かったりしたら、磨くのをやめて様子を見てください。何事もやりすぎは禁物です。
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