新型コロナウイルスの影響もあり、カツベ歯科クリニックでも以前から使っておりましたリステリンを再度入荷しました。しかし、このブログをご覧の方の中には『リステリン』と聞いても何か分からない方もいらっしゃると思うので、今回はリステリンについて色々とご紹介したいと思います。

リステリンの歴史
リステリンは元々、大怪我をした時に消毒薬がなく、傷口からの細菌による死亡リスクも高かったため消毒薬として開発されました。この時に、フェノールで消毒をした外科医のジョセフ・リスター博士の名前にあやかって『リステリン』という名前が付けられたと言われています。その後、口腔内の殺菌にも有効ということが分かり、1914年には口腔消毒薬として広く販売されるようになったという、歴史のある洗口液でもあります。
リステリンで口をゆすぐ事の効果は?
それでは、リステリンを使うことでどのような効果があるのでしょうか?
①殺菌効果
リステリンには4つの有効成分(チモール、1,8-シネオール、L-メントール、サリチル酸メチル)が含まれており、これらによって次の効果があると言われています。
◆30秒口をゆすぐだけで口腔内の有害菌を死滅させ、12時間にわたってプラークや歯肉炎を予防する
◆プラークの奥深くに浸透し殺菌する(30秒間ゆすいだ後、30分後の殺菌率は78.7%)
◆4倍以上に希釈しても主要な口腔内細菌の増殖を防ぐ
②口臭予防
口臭の原因にもなる口腔内の細菌が殺菌されるため、口臭の改善にも大きな効果があります。特に口臭が気になる方には歯磨き毎にリステリンを使用されることをオススメします。
③虫歯予防
リステリンの殺菌効果による、歯の病気の予防です。歯磨きをした後にリステリンで口をゆすぐことで、歯の表面にある菌を殺菌します。
インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスへの効果
リステリンの殺菌効果は非常に高く、インフルエンザウイルスやHIVも30秒間で不活性化するという発表がされています。公式な発表はありませんが、このことはHIVと近い構造を持つ新型コロナウイルスにも効果があると期待出来るのではないでしょうか。ご自身の健康のためにも、定期的にリステリンを使用されることをオススメします。
リステリンの正しい使い方
リステリンは非常に効果の高い洗口液ですが、やはり正しく使わないとその効果は薄れてしまいます。効果的にお口を綺麗に保ちたいという方は、ぜひ次の事を意識して下さい。
①歯磨きをした後は、まず水で口をゆすぐ
②リステリンを口全体に30秒間ブクブクといき渡らせる
③リステリンの吐き出し後、30分間は飲食をすることを控える
まとめ
リステリンは135年以上の歴史を持つ、とても有用な洗口液です。もちろんカツベ歯科クリニックでもご購入いいただけますので、ご利用の方はスタッフにお声がけ下さい。
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