10月20日(日)に歯科衛生士の扇舎と亀水、歯科助手の高島と内海がストローマン主催のインプラントのアシスタントセミナーに参加しました。今回のセミナーでは、①インプラント治療におけるチームアプローチ ②インプラント治療の術前から術後 ③インプラントのメンテナンス ④合併症のリスク ⑤高齢者のインプラント治療 の大きく5つについて学びました。
①インプラント治療におけるチームアプローチ
インプラントの生存率を上げるには、Ⅰ.適切な治療方法 Ⅱ.インプラント体の選択 Ⅲ.治療前の準備 Ⅳ.適切なメンテナス が重要になります。また、科学的根拠に基づいた治療を行うとともに、患者さま一人一人にあった治療が大切になります。さらに、そのような治療を行うためには患者さまとの対話と信頼関係の構築、病気になった背景や人間関係、患者さまが抱える問題を知る必要があります。そうすることでインプラント治療がより良いものに仕上がります。
②インプラント治療の術前から術後
インプラント治療の術前においては、チーム内でコミュニケーションや情報収集、例えば歯科助手として患者さまの情報や治療内容など大まかに頭に入れておくことが必要です。なぜなら、患者さまが治療前に不安がっておられて、その瞬間に話しかけられて何も答えられない状況だとより不安が増すのではないかと考えます。安心して治療を受けていただくためには、最低限の知識を頭に入れてアシストをすることが大切になり、また患者さまと話すことでリスク因子にも気付くことができます。
インプラント治療の術後で特に気を付けたいのは神経原生ショックです。症状としては血圧低下のほか、四肢末梢の皮膚は暖かく、乾燥している状態になります。そのため、いかに患者さまが安心して治療をおこなえる声掛けをするかを歯科助手が考えながら仕事をする必要があります。
③インプラントのメンテナンス
インプラント治療をしたらそれで終わりというわけではなく、メンテナンスは絶対に必要です。また、どの治療にたいしても言えることですが歯科衛生士のメンテナンスに加え、患者さま自身でのセルフケアが最も重要になります。そのため、インプラントを長持ちさせるためには、患者さまの意欲をどれだけ継続させるかが大切です。
④合併症リスク
メンテナンスで異変が認められる場合には早期発見早期治療をおこないます。合併症はインプラントの寿命を縮めてしまうので、患者さまのメンテナンスの意欲を高めるためのアプローチがとても大切です。
⑤高齢者のインプラント治療
高齢者のインプラントの場合、高齢者だからこそインプラントを失うと成人に比べてQOLが一気に低下します。これは口腔内の刺激が健康にとても大切だからです。ご自身でご飯をしっかり噛んで食べられるということはQOLを低下させないためにとても重要で、柔らかい歯ブラシでお口の中をマッサージすることも有効です。
まとめ
今回はインプラント治療について多くのことを学ばせて頂きました。この学びを糧に安心して治療を受けていただけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。
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梅田カツベ歯科クリニック (東梅田・北新地)マウスピース矯正(インビザライン)
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