歯の神様

 

日本人は昔からあらゆるものに神様が宿るとして、その神様を祀るために色々な神社を建ててきました。

調べてみると本当に色々な神社があります。

岡山県には『桃太郎神社』というものが存在しており、神社を訪れた人には『悪は去る(サル)、病は居ぬ(イヌ)、災いは来じ(キジ)と言われて居ます。

また、長野県には『貧乏神神社』というものもあります。

かなり珍しい神社ですが、名前だけでなく参拝の方法も変わっており、

本来であれば大事に扱われるべき御神木を殴ったり、蹴ったりすることで、自分の中の弱い心(貧乏神)を外へ追い出すことができるそうです。

 

実はカツベ歯科クリニックの近く大阪梅田にも特殊な神社があります。その名は『歯神社』です。大阪に長年住んでいますが全く知りませんでした。

場所は梅田の商業施設「エスト」の裏手で、都会の中に突如ポツンと現れます。

名前の由来は歯の神様を祀っている・・・からではなく、

昔、近くを流れる淀川の氾濫で梅田一帯が水没しかけた時、この神社の御神体である巨大な石が歯止めしたことから『歯止めの神様』と名付けられました。

そこから語呂あわせにより『歯痛止めの神様』『歯の神様』として歯に悩む方、歯に関わる方の神様として知られるようになりました。現在では、『歯の神様』として[歯痛鎮静][健歯護持][歯業成就][歯止祈願][商売繁盛]のご利益があるようです。

下2つは歯とあまり関係ないと思いますが、上の3つに関しては私たち歯科医療従事者と患者様両方にとっていい御利益であると思います。

ただ、残念ながら神頼みだけで歯が良くなることはありません。

きちんと歯科医院にて検査を受けて歯が痛い人も、痛くない人も自分のお口の中が今どういう状況なのかを知ることが大切だと思います。

 

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