アスリートは虫歯になり易い!?原因と予防について

 

スポーツ選手もそうですが、最近は街や公園でランニングをしている方をよく見かけるようになりました。ランニングだけではなくスポーツジムに通っている方も多くいらっしゃると思います。しかし、口内環境がアスリートのパフォーマンスに大きく関係していることも事実で、日頃何気なく行っているスポーツの中にも虫歯や歯周病になるリスクが存在し、それは一般の方よりも大きなリスクとなっています。

ではなぜ一般の方より健康に気を遣うアスリートに虫歯や歯周病が多いのでしょうか?1日2回以上歯磨きをしているアスリートが多いと言われているのに、虫歯になりやすい口内環境を作り出している原因とは一体どんなことが考えられるのか探っていきたいと思います。

 

アスリートが虫歯になりやすい3つの原因

原因1:スポーツドリンクの摂取

スポーツをすると汗をかき電解質を失うため、水分補給には水分と電解質を含むスポーツドリンクを摂取する方が脱水症状を防ぐために最適だと言われていています。そのため、アスリートの多くはスポーツドリンクをトレーニング中に摂取しています。しかしスポーツドリンクには糖分もたくさん含まれており、酸性度が高いものが多いので虫歯になり易くなります。

原因2:口の乾燥

激しいトレーニングで口呼吸になりやすく口内が乾燥してしまうことで、唾液の働きである緩衝作用(口内が酸性に傾いたとき中性に戻す)、再石灰化作用(酸で溶けてしまった歯を健康な状態に戻す)、浄化作用(汚れを洗い流す)などが働きにくくなります。

原因3:歯医者に行く時間が取れない

トレーニング時間も長く休みも少ないので、休みの日は休養やリフレッシュに充ててしまいます。そのため、歯に痛みがなければ歯医者に行こうと思いません。

 

この3つの原因を見ていくとスポーツ選手が虫歯になりやすい口内環境になっていることが分かります。ですがスポーツ選手にとってこれら3つを解決するというのは難しいものです。しかし、口内環境がパフォーマンスにも影響するためその予防策を考えていきたいと思います。

 

アスリートが虫歯にならないための4つの解決策

予防1:スポーツドリンクを飲んだ後は水を飲む

スポーツドリンクを摂取した後に少しでも水を飲むことを意識しましょう。これはトレーニング中に口の中が乾燥したときの対処法で、口内の酸性の状態が長く続かないようにするためです。酸性の状態が長く続くと歯を溶かしてしまい、結果、虫歯を作り出してしまうので水を飲んで酸性状態を中和することが大切です。

予防2:正しい歯磨きを心掛ける

正しい歯磨きを実践しましょう。ご自身の歯磨きでは磨き残しも少なからず出てくるので、正しい磨き方を知るためにも歯医者で歯科衛生士に教わることが大切です。

予防3:歯間ブラシやフロスを使う

歯と歯の間は歯ブラシではなかなか汚れを取り除くことが難しいので、虫歯になる方も非常に多くなります。歯磨きの後には歯間ブラシやフロスを活用するようにしましょう。

予防4:定期的に歯医者でプロによるケアを受ける

アスリートは日々のトレーニングの忙しい中で歯医者に行くことを疎かにしてしまいがちです。しかし3ヶ月に1度、定期的なチェックで虫歯を早期発見し、歯に負担の少ない治療が出来るように心掛けましょう。

 

まとめ

アスリートの虫歯予防として予防策を書かせていただきましたが、これはアスリートのみならず全ての方々に行っていただきたい虫歯の予防法でもあります。
歯は私たちの健康と密に関わり、歯を1本失うだけでも咬み合わせが悪くなりり、失った歯の周りはこれまでよりプラークが溜まりやすく虫歯や歯周病のリスクも増加します。『1本ぐらい歯を失ってもどうにかなる』と楽観的に考えずに毎日の歯磨きや定期的な検診を行い、ご自身の歯を大切にしていただきたいと思います。

 

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